2023.06.28
炭酸水の濃度は?高濃度炭酸の意味
水の中に炭酸ガス(二酸化炭素)が溶け込んでいるのが炭酸水。ただの水ではありません。炭酸ガスが溶け込んでいることによって、喉越しの爽やかなシュワシュワとした飲み物になります。この炭酸水の濃度について今日は書いていきたいと思います。
コラム目次
炭酸水の炭酸ガス濃度は?
水の中に溶け込む炭酸ガスの濃度は水温によりますが、圧力のかかっていない場合は、25度で1500ppmぐらい、40度の温かい炭酸浴だと1000ppmです。それ以上は溶け込みません。
炭酸ガスは温度が低い方がよく溶け込むため、炭酸水は冷たく冷やした方が美味しい、という理由がわかりますよね。みなさんもビールやサイダー、スパークリングワインなど冷たく冷やして飲まれるのではないでしょうか?
また、ペットボトルやガラス瓶の炭酸水などはぎゅっと炭酸ガスが閉じ込められているので、どんなに微炭酸水であっても炭酸ガス溶解濃度を測定をすると3500ppmくらいはあります。
高濃度炭酸とは?
私は、炭酸ガス(CO2)が水溶液に1000ppm以上溶けていることを「高濃度」と定義しています。
高濃度の根拠はどこにあるかというとヨーロッパ、特にドイツの炭酸泉治療におい「1000ppm以上の炭酸ガス(CO2)が お湯に溶け込んでいると治療的効能効果がある」としているから。
でも、実は1000ppmというのはあなたが思っているほどシュワっとはしていないです。私がよくセミナーのデモンストレーションで即席のミニ炭酸風呂を作るときは「反応式」で作っているのでその時に炭酸ガスが発生するため、シュワシュワします。
しかし時間を置くとシュワシュワがなくなり、炭酸ガスが溶け込んだ状態ができます。
また、炭酸水やシャンパンがシュワっとするのは開栓した後、ですよね。これは、溶けきれなかった炭酸ガスが開栓することで圧力から開放され空気中に放出されるのでシュワシュワ〜っとしますがじきに落ち着きますよね。
シュワシュワしてなくても高濃度炭酸
炭酸ガスを精製水に溶かすと1000ppm〜1200ppmぐらいが飽和状態になるのですが、私が作る炭酸シートマスクも圧力がかかっていないためシュワシュワしていません。でも炭酸ガスは高濃度1000ppm以上溶け込んでいます。
1000ppm以上が品質保証の範囲にしています。これが独自の技術で炭酸ガス濃度測定ノウハウなんです。そして、私たちはいろんなものに炭酸ガスを溶かし込んでます。
炭酸美容研究20年。
10,000ppmの炭酸化粧品のなぜ
店頭やネットで「高濃度炭酸10,000ppm」という数字を見ますが、これはあくまでも容器に詰める時に入れた炭酸ガス配合量の話で溶解している濃度ではありません。炭酸ガスの配合量ならfromCO2でも20,000〜40,000ppmは「配合」しています。溶け込んでいる溶解濃度とはまた別の話です。
炭酸美容の効果は炭酸ガスが水に溶け込んでいることが条件になります。
だからシュワシュワなどの見た目が大事なのではありません。
どのくらい溶け込んでいるのか?その溶け込んでいる炭酸ガスの濃度が1000ppm以上だと炭酸効果が発揮されるわけです。
飲み残しの炭酸水の目安は?
数値って誤解を生むことがあるので、しっかり読み解いて理解したいですよね。数値だけを比較して見たら大きい数字の方がすごくよく見えるからです。
炭酸水も開栓したら徐々に炭酸ガスが抜けていき濃度が徐々に下がってきます。私たちの実験では、炭酸水開栓後、しっかり蓋をして冷蔵庫に1週間であれば炭酸ガスは1000ppm以上残っています。飲み残しの炭酸水をスキンケアに使うのも開栓してから1週間が目安です。ぜひ参考にしてみてください。
炭酸スキンケア情報も参考にしてくださいね♪
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