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2023.08.11

炭酸水のデメリットとは?効果と注意点をわかりやすく解説

炭酸水のデメリットが気になっていませんか。「毎日飲んでも体に問題ないのか」「骨や歯が弱くなると聞いたけど本当?」という疑問を持つ方は少なくありません。

炭酸水は、適切な種類・量・タイミングで飲めば健康的な水分補給の選択肢になりますが、一方で知っておくべき注意点も存在します。

私は米国でホリスティック栄養理学士号を取得し、難病のクローン病を患った経験をきっかけに栄養学と炭酸の研究に携わるようになりました。著書『炭酸水でツルふわ肌に』(扶桑社)の刊行をはじめ、日経Healthなど30誌以上で炭酸水の正しい知識を発信しています。

本記事では、その専門的な知見をもとに、炭酸水のデメリットと期待できる効果の両面を科学的な根拠からわかりやすく解説します。


コラム目次

炭酸水は体に悪い?まずは知りたいメリットとデメリットの基本

飲み方次第で変わる炭酸水の役割

炭酸水とは、水に炭酸ガス(二酸化炭素)を溶け込ませたものです。口にしたときのシュワシュワとした刺激感が特徴ですが、その性質が体にどう作用するかは、「どんな炭酸水を」「どのくらい」「いつ飲むか」によって大きく変わります。

無糖のプレーン炭酸水であれば、基本的な成分は普通の水と変わりません。しかし刺激の強さや飲み方を誤ると、胃腸や歯への負担につながる可能性があります。また、適切に活用すれば食前の満腹感のサポートや、血行をサポートする効果も期待されています。

「体に悪い」か「体に良い」かという二択ではなく、「知識を持って使いこなす」ことが炭酸水と上手に付き合うポイントです。

無糖と加糖で大きく異なる体への影響

炭酸水と一口に言っても、大きく「無糖(プレーン)炭酸水」と「加糖炭酸飲料」の2種類に分けられます。この違いは、体への影響を考えるうえで非常に重要です。

無糖炭酸水(プレーン炭酸水):糖分・甘味料・香料を含まず、炭酸ガスと水のみ(あるいはミネラル分)で構成されています。カロリーはほぼゼロで、普通の水と同様に水分補給として飲めます。

加糖炭酸飲料(コーラ・炭酸ジュースなど):大量の砂糖や人工甘味料、着色料などが添加されています。肥満・血糖値の上昇・虫歯リスクなど、多くのデメリットはこちらが原因です。

巷でいわれる「炭酸水の体への悪影響」の多くは、加糖炭酸飲料のことを指している場合があります。以降のデメリット解説は、主に「無糖炭酸水」を飲んだ場合を前提として整理していきます。

水と炭酸水、どちらが良いとは一概に言えない理由

「炭酸水より普通の水のほうが体に良いですか?」という質問はよく聞かれます。しかし、これは一概にどちらが優れているとは言えません。

胃腸が丈夫な方であれば、無糖炭酸水は普通の水と同様に水分補給に活用できます。一方、胃腸が弱い方や特定の疾患をお持ちの方には、炭酸の刺激が負担になることがあります(詳しくは後述します)。

また、炭酸水には独自のメリット(満腹感のサポートや炭酸の刺激による血行のサポートなど)もあります。目的と体の状態に合わせて使い分けることが大切です。


【本題】知っておくべき炭酸水のデメリットとは?

胃腸への負担:ゲップや腹部膨満感の原因になる可能性

炭酸水を飲むと、胃の中で炭酸ガスが気泡として膨張します。このガスが胃や腸に溜まることで、腹部膨満感(お腹の張り)やゲップ、場合によっては腹痛を引き起こすことがあります。

これは一時的なものである場合がほとんどですが、胃腸が敏感な方や空腹時に大量に飲んだ場合は、より強く感じやすい傾向があります。特に食前に炭酸水をたくさん飲むと、胃への刺激が強まることがあるため注意が必要です。

なお、「炭酸水は胃酸を薄める」という説を耳にすることがありますが、炭酸の刺激によって一時的に胃液の分泌が促されることも指摘されています。飲み方によっては、胃への刺激が増す場合もあります。

歯への影響:酸によるエナメル質侵食のリスク

炭酸水は水に炭酸ガスが溶け込むことで弱酸性(一般的にpH4〜6程度)になります。オムロン ヘルスケアによると、「歯の表面を覆っているエナメル質はpH5.5以下の酸性のものに対して弱く、酸性の飲食物ばかりを取っていると脱灰が起こってしまい、酸蝕症を引き起こすのです」とされています。また、「通常、口の中で唾液が十分に分泌されていると、酸を洗い流し中和してくれるので問題ありません」とも説明されています。

つまり、適切な量・頻度であれば唾液の緩衝作用が働きますが、長時間・大量に炭酸水にさらされ続けると歯へのダメージが蓄積するリスクがあります。飲んだ後は普通の水で口をすすぐ習慣が効果的です。

また、ダラダラと長時間かけて飲む「ちびちび飲み」は、口の中が長時間酸性に保たれるためリスクが高まります。コップで一定量ずつ飲む習慣をつけましょう。

疲労感の増大?過剰摂取が招く可能性について

炭酸水を大量に飲むと、炭酸ガスが体内で二酸化炭素として一時的に増加します。多量の二酸化炭素が体内に溜まると、倦怠感や疲労感を覚える場合があります。

ただし、健康な方が通常の飲用量の範囲内で飲む限り、腎臓や呼吸が二酸化炭素の排出を調節するため、体液のバランスが大きく崩れることはほとんどありません。過剰に心配する必要はありませんが、一度に大量に飲むことは避けるのが無難です。

また、炭酸の刺激が食欲を増進させる場合があることも知られています。食欲を抑えたいダイエット中の方には、食前の少量活用がおすすめです。

鉄分の吸収を妨げる可能性も

炭酸水の弱酸性の性質が、鉄分の吸収に影響を与えるという指摘があります。特に非ヘム鉄(植物性食品に含まれる鉄分)は、影響を受けやすいとされています。

貧血気味の方や鉄分不足が気になる方は、鉄分を多く含む食事と同時に炭酸水を大量に飲むことは避けたほうが無難かもしれません。食事の際は普通の水、炭酸水は食間に飲むといった工夫も一つの方法です。


【特に注意】炭酸水を飲まない方が良い人の特徴

胃腸が弱い・過敏性腸症候群(IBS)の症状がある方

過敏性腸症候群(IBS)とは、腸の神経が過敏になり、ストレスや食事の刺激によって下痢や便秘、腹痛などを繰り返す状態です。炭酸水の気泡が腸内で膨張することで、腸への刺激が強まり、症状を悪化させる可能性があります。

日本経済新聞の記事で専門家(大西氏)は、「過敏性腸症候群のある人、胃潰瘍のある人には、炭酸水は適しません」と明言しています。これらの症状をお持ちの方は、炭酸水の摂取を控えるか、少量ずつ様子を見ながら試すことをおすすめします。

逆流性食道炎と診断されている方

逆流性食道炎は、胃酸が食道に逆流することで、胸やけや喉の違和感などを引き起こす疾患です。炭酸水を飲むと胃内のガスが増え、それが胃酸を押し上げる力を強めることが懸念されます。

同じく日本経済新聞の専門家の見解でも「胃酸が逆流する人には、炭酸水は適しません」とされています。逆流性食道炎の診断を受けている方は、主治医にご相談のうえ、炭酸水の摂取を判断されることをおすすめします。

歯科治療中・知覚過敏が気になる方

歯科治療中の方や、知覚過敏がある方も炭酸水の摂取には注意が必要です。治療中の歯や削れたエナメル質は酸に対してより敏感になっており、炭酸水の弱酸性が刺激や痛みを引き起こす可能性があります。

治療が終わるまでは炭酸水を控えるか、飲んだ後は水で口をすすぐなどのケアをおすすめします。治療中の摂取の可否については、歯科医師にご相談ください。


デメリットだけじゃない!炭酸水に期待できる効果

デメリットをお伝えしてきましたが、炭酸水には古くから注目されてきた側面もあります。ドイツでは炭酸を豊富に含む天然炭酸泉が昔から療養目的で利用されてきた歴史があります。当社では20年以上前からこの天然炭酸泉に着目し、炭酸の効果を研究してきました。

炭酸水を飲むことで期待できる各効果の詳細については、別の記事で専門的に解説しています。以下では概要のみご紹介します。

満腹感によるダイエットのサポート

炭酸水を飲むと胃内でガスが膨らみ、食前の満腹感サポートが期待できます。

血行サポートによる疲労回復や肩こりへのアプローチ

炭酸水を飲むと血行をサポートする可能性があるとされており、疲労回復や肩こりへのアプローチが期待できます。なお、炭酸化粧水の効果については別の記事で詳しく紹介しています。

お腹の調子を整えるサポート

炭酸の刺激が腸の蠕動(ぜんどう)運動をサポートする可能性があるとされています。ただし個人差が大きく、IBSや胃腸が敏感な方には逆効果になることもあります。


炭酸水にまつわる「体に悪い」は本当?よくある質問に回答

Q. 炭酸水で骨や歯は溶ける?

A. 骨が溶けるというのは科学的根拠に乏しく、歯については長時間・大量摂取に注意が必要です。

「炭酸水を飲むと骨が溶ける」という話を耳にすることがありますが、これは根拠に乏しい俗説です。日本経済新聞の記事によると、2006年に報告された米国のフラミンガム研究(疫学調査)では、「コーラ以外の炭酸飲料を飲んでも骨密度に影響はありませんでした」という結果が示されています。骨密度が下がる影響があったのは「コーラ」に限定されており、これはコーラに含まれるリン酸や砂糖などの他の成分によるものと考えられています。

歯については、先述の通り長時間・大量の摂取では弱酸性による影響が懸念されますが、適切な量・頻度と口すすぎの習慣で対策が可能です。

Q. 炭酸水と重曹水(炭酸水素ナトリウム水)は同じもの?

A. 全くの別物です。混同しないよう注意が必要です。

炭酸水は「炭酸ガス(二酸化炭素・CO2)」を水に溶かしたものです。一方、重曹水は「炭酸水素ナトリウム」という別の化合物を溶かしたものであり、性質も体への作用も異なります。また、LPガスのようなパチパチ・ジュワジュワする刺激感を炭酸と混同するケースもありますが、これも全く別のものです。

炭酸ガスの性質を正しく理解することが、炭酸水に関する根拠のない不安を解消する第一歩です。

Q. 腎臓や肝臓に負担がかかるって本当?

A. 無糖炭酸水の通常の飲用量であれば、腎臓や肝臓に特別な負担をかけるとは言えません。

腎臓は体内の水分や電解質を調整する臓器で、二酸化炭素の排出は主に肺が担っています。健康な方が通常の量の無糖炭酸水を飲んでも、腎臓・肝臓への直接的な負担は普通の水と大きく変わりません。

ただし、腎臓疾患をお持ちの方や、ミネラル含有量の高い炭酸水(硬水系炭酸水)を大量に飲む場合は、ナトリウムやカルシウムの摂取量が増えることがあります。持病をお持ちの方は、主治医にご相談ください。

Q. 飲むとむくむ原因になる?

A. 無糖炭酸水であれば、塩分量が微量であるため、基本的にむくみの直接原因にはなりにくいと考えられています。

むくみの主な原因のひとつはナトリウム(塩分)の過剰摂取です。市販の無糖炭酸水に含まれるナトリウム量はごく微量であることが多く、一般的な飲用量では大きな影響はないとされています。

ただし、フレーバー付きや特定のミネラルウォーター系炭酸水ではナトリウムが含まれる場合もあるため、成分表示を確認する習慣をつけましょう。また、冷たい炭酸水を大量に飲むと胃腸が冷えやすくなる場合があります。常温か体温に近い温度で飲むと、胃腸への刺激が和らぎます。

Q. 毎日飲んでも大丈夫?

A. 無糖炭酸水であれば、基本的には毎日飲んでも問題は少ないとされていますが、量と体の状態に合わせて飲むことが大切です。

日本トリムによると、「水にガスを加えただけの無糖の炭酸水であれば、基本的には普通の水と同じように飲んでも問題はないと言われています」とされています。ただし、これは適量を守り、胃腸の調子が良い状態での話です。

前述した胃腸の弱い方・IBSや逆流性食道炎の方・歯科治療中の方などは、毎日の習慣的な飲用には注意が必要です。また、炭酸水の濃度(炭酸ガスの量)によっても体への刺激の強さは変わります。炭酸水の濃度と選び方についての詳しい解説は、別の記事もご参照ください。


デメリットを避けるための正しい飲み方と選び方のポイント

1日の適量と飲むべきタイミング

1日に必要な水分量は一般的に約1.5〜2リットルとされています。このすべてを炭酸水で補おうとすると、前述のような胃腸への刺激が蓄積する可能性があります。日本トリムによると無糖炭酸水は基本的に普通の水と同様に飲めるとされていますが、体調に合わせて普通の水と組み合わせて飲むのが現実的です。

飲むタイミングとしては、以下が参考になります。

  • 食前(食事の10〜15分前):少量(150〜200ml程度)の炭酸水で満腹感を引き出し、食べすぎを防ぐ
  • 運動後の水分補給:炭酸の刺激が疲労感を和らげるサポートが期待できる(ただし激しい運動直後は胃腸が敏感な場合もあるため様子を見る)
  • 便通が気になるとき:朝起きてすぐ、空腹時に少量の常温炭酸水をゆっくり飲む(体調による)

就寝前の大量摂取は胃への刺激や炭酸ガスの膨張による不快感につながることがあるため、控えめにするのが安心です。

冷たいまま?常温?おすすめの温度

胃腸への負担を減らすためには、冷たすぎる炭酸水よりも常温か少し冷えた程度の温度が適しています。冷たいものを大量に摂ると胃腸を冷やし、消化の妨げになることがあります。

また、炭酸の刺激は温度が高いと弱まる傾向があります。刺激を強く感じる方や胃腸が弱い方は、常温の炭酸水を選ぶとよいでしょう。

選び方の基本:無糖のプレーン炭酸水を選ぶ

本記事で繰り返し触れてきたように、炭酸水の選び方の最重要ポイントは「無糖・プレーン」であることです。以下をラベルで確認しましょう。

  • 原材料名が「水、二酸化炭素」のみ(または「水」と炭酸のみ)
  • 砂糖、果糖ぶどう糖液糖、甘味料、香料の記載がない
  • カロリーがゼロ

フレーバーウォーターや「微炭酸」として販売されている商品でも、香料や甘味料が含まれる場合があるため、必ず成分表示を確認してください。

目的別(食前・運動後など)の上手な活用法

目的に応じて炭酸水の飲み方を変えることで、より効果的に活用できます。

  • ダイエットサポート目的:食前に150〜200mlの無糖炭酸水を飲み、自然な満腹感を利用する
  • 疲労回復目的:運動後や仕事疲れを感じたときに適量飲む
  • 便通サポート目的:朝起きてすぐ、空腹時に常温の炭酸水をゆっくり飲む

なお、炭酸を飲んで体の内側から肌にアプローチする効果に関心をお持ちの方は、炭酸水と肌の関係について詳しく解説した記事もご参照ください。


まとめ:炭酸水のデメリットを理解して上手に付き合おう

炭酸水のデメリットを改めて整理します。

  • 胃腸への刺激:腹部膨満感やゲップ、胃痛の原因になる可能性がある
  • 歯のエナメル質への影響:弱酸性による侵食リスク(ダラダラ飲みは特に注意)
  • 過剰摂取による倦怠感:二酸化炭素が大量に体内に入ると一時的な疲労感を感じることがある
  • 鉄分吸収への影響:鉄分の多い食事との同時大量摂取は控えめに

一方で、無糖のプレーン炭酸水を適切に使えば、デメリット以外にも期待できる側面があります。

「炭酸水は体に悪い」という誤解は、多くの場合「加糖炭酸飲料のリスク」や「根拠のない俗説」から来ています。炭酸ガスそのものの性質を正しく理解したうえで、自分の体の状態に合わせた飲み方を選ぶことが、炭酸水と上手に付き合う秘訣です。

胃腸が弱い方、IBSや逆流性食道炎の方、歯科治療中の方は特に注意が必要です。不安がある場合は、医師や専門家にご相談のうえ、無理のない範囲でお試しください。

参考文献

その他、お肌の悩み、スキンケア、悩みの解決方法などの全コラムはこちら

髙橋弘美|炭酸美容家の公式ブログ

40代からの肌悩みやスキンケアについてのお問い合わせはこちら

髙橋弘美|Hiromi Takahashi

髙橋弘美|Hiromi Takahashi

シーオーツープラス(株)代表取締役社長
薬事・研究開発コンサルタント
ホリスティック栄養理学士

アメリカの大学で代替医療を学び、ホリスティック栄養理学士号取得。1994年よりカリフォルニア州の化粧品・健康食品会社にて薬事業務に携わりながら、ファイトケミカルと酵素理論について多角面から研究。その後、独立を経て外資系企業で薬事コンサルタントとして活躍するなか、炭酸美容に出会いこれは化粧品の概念を超える、と感動。
2009年に炭酸ガスに特化した研究開発・製造を行うシーオーツープラス株式会社取締役社長に就任。スキンケア・薬事のプロフェッショナルとしてfromCO2の研究・開発に邁進している。
世界で唯一の炭酸美容家®としても、全国での講演活動、コラム連載、雑誌やテレビ、ラジオなど、各種メディアを通して幅広く活躍中。

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